デパスの効果は凄い
こうして、私のデパス生活が始まったわけですが、デパスって、甘いんですよね。
小さくて飲みやすいし。低容量なのに効果も実感できる。
素晴らしい薬が世にはあるのだなと感心しました。
私の場合は、飛行機に搭乗する時に限って飲んでいたため、癖になることもないし、依存性があると言われているけど、そんなの私には関係ない。と思っていました。
ところが、仕事で転機が訪れ、私はアメリカへ駐在することになってしまったのです。
これが約10年前のことです。
アメリカへ駐在って、ロングフライトに耐えられるのかな?同じようにデパスを処方してもらえるのかな?アメリカ国内での出張も多いため、現地で大量に処方してもらうことってできるのかな?
様々な不安が頭の中をグルグルと巡りました。
とりあえず、駐在の前に、出来るだけ多く日本で入手して行こうと思い、90錠処方してもらい、駐在後大事に大事に飲んでいました。
しかし、最初はあまり気づかなかったのですが、ある程度意識が緩慢なるというか、注意力が鈍くなるというか、車の運転時にはよろしくないのです。
フライトで移動後、現地で空港から客先までレンタカーを使用しなければならない場合があり、また、夜間の運転ということもあるわけですが、時々車線を維持するのが難しくなる時がありました。
幸い事故を起こすことはありませんでしたが(いつも気合いで乗り切っていました。)、ヒヤリとする場面は何度かありました。
今考えると、無茶な事をしていたと思います。
つづく。。。